ZETA、ECサイトを生成AI検索に最適化するサービスを提供開始 

  公開日:
最終更新日:

ECのミカタ編集部

ECサイトの生成AI検索最適化(GEO)サービス「ZETA GEO」の提供を開始

ZETA株式会社(以下、ZETA)は2025年5月26日、ECサイトを生成AI検索に最適化する「GEO(Generative Engine Optimization)」サービスの提供を開始したことを公表した。

Q&AやLPの自動生成を実現

ZETAは今後、生成AI検索による流入がより重要となっていくことを踏まえ、「ZETA GEO(以下、本サービス)」の提供を開始する。

本サービスは独立した製品ではなく、同社が提供する既存の「ZETA SEARCH」、「ZETA VOICE」及び「ZETA HASHTAG」の連携によって実現するため、提供当初からサービスの信頼性・可用性が高いことが特徴として挙げられている。

「ZETA SEARCH」の検索クエリにおいて、頻度の高い検索ワードを抽出し、それらのキーワードを「ZETA VOICE」におけるQ&A機能の「Q(質問)」候補としてリストを生成。リスト内の候補に対して「A(回答)」を作成し、Q&Aとしてアップすることで、Q&A一覧ページの作成・更新に加え、各Q&Aの個別ページも自動で生成する。

生成AI検索は、こうした信憑性の高いQ&Aを参考情報として取り込むことが予測されるため、「ZETA SEARCH」と「ZETA VOICE」の組み合わせによって、生成AIにインデックスされやすいLPの自動生成も実現。

ユーザーは、生成AIからQ&Aページにランディングし、またそこのハッシュタグや商品情報へと遷移し、CXを高めたショッピングを楽しむことが可能となる。

背景に生成AIによる情報収集の一般化

近年、生成AIの急速な進化と普及によって、情報収集のあり方は大きく変化している。ZETAは、「従来の検索エンジンに加え、ChatGPTをはじめとする生成AIを活用して知りたい情報を取得する行動が一般化しつつあり、検索という行為そのものが再定義されはじめています」と指摘する。こうしたトレンドは、ECにも影響を与えており、今後は生成AI検索結果にECサイトの情報が含まれていないことは大きな機会損失となり得るとも。

このような背景を踏まえ、ZETAは「ZETA CXシリーズ」の各種製品の連携により、生成AI検索に対応した新サービス「ZETA GEO」の提供を開始するに至った。

同社はAIなどを活用したデータ解析の強みを活かし、今後もユーザーおよびECサイト運営企業に有益なサービスを提供していく方針だ。


OSZAR »